尾形光琳生誕350周年記念「大琳派展-継承と変奏-」

尾形光琳生誕350周年記念「大琳派展-継承と変奏-」
東京国立博物館 / 上野

大琳派展 ~継承と変奏~| 尾形光琳生誕350周年記念(展覧会ウェブサイト)

フェルメール展がメインだったので、ついでにという気持ちだったが、これが思いのほかとても良かった。

まず初めに会場の構成がよく考えられていた。琳派を詳しく知らない人でも、分かりやすい構成だった。第1会場に入るとすぐに、駅張りポスターなどにも使われている《風神雷神図屏風》が展示されている。まず琳派の起源となった俵屋宗達が描いた《風神雷神図屏風》が、そしてその隣に宗達の作品を真似て描いたと言われる尾形光琳の風神雷神図があり、そしてそのまた隣に、光琳の作品から影響を受けて描いたという酒井抱一が描いた風神雷神図が並んで展示されている。また隣には鈴木其一の《風神雷神図襖》もある。このうち、宗達の作品は国宝、光琳の作品は重要文化財に指定されている。この琳派のアイコンとなった風神雷神図の堂々たる展示で、来場者は圧倒されるのである。同時に、琳派の系譜がざっくりと把握できるようにもなっている。その後は、俵屋宗達、尾形光琳/乾山(光琳の弟)、酒井抱一、鈴木其一と琳派の流れに沿って、それぞれの作品が展示されている。

もう一つ良かった点が、琳派の作品自体が非常にとっつき易いということ。歴史や仏教などの知識がない自分のような人でも楽しめる作品が多い。季節を表現する花と鳥、眩く光る金や銀などは、とても日本的であり、ただただ美しく、そしてかっこいい。

これは、ぜひオススメ。

あと、イベント関連周りのアートディレクションがカッコいい。駅張りポスターを初め、フライヤー、そして特設ウェブサイトに至ってはフルFLASHという気合いの入れよう。これで興味を持った若者が足を運べばいいなあ。ジジババ様が多いけど。

会期:11月16日(日)まで

COMMENTS (0)

このエントリーには、まだコメントがありません。

ADD YOUR COMMENTS





REMEMBER YOUR INFO?

初めてコメントする方へ
スパム防止のため、コメントはブログの管理画面を通じて、一度承認をしてから表示しています。そのため、当方が忙しい場合、承認するまでに時間がかかる事があります。その時は、気長にお待ち下さい。投稿すればすぐに反映されます。


ウェブデザイナー トツカのブログ。FICC inc.の人。1981年生まれ。続きはこちら

auspicious

CALENDAR

SEARCH

FICC ABM