フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち

フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち
東京都美術館 / 上野

一番期待していたフェルメール展。事前にちゃんと調べなかった自分がいけなかったのだが、この展覧会、フェルメールの作品展という訳ではなく、「フェルメールの作品を中心に、オランダ絵画の黄金期を代表するデルフトの巨匠たちの絵画を一堂に集めた奇跡の展覧会」というもの(サイトから引用)。そうサイトにも書いてある訳で、ミレイ展ピカソ展のようなものを期待すると、少々肩透かしを食らう羽目になる。しかも、彼の代表作《真珠の耳飾りの少女》と《牛乳を注ぐ女》がない点も注意しておくべき。

だが、そもそも彼が生涯で残した作品は全部で30数点しかなく、どれも門外不出の作品ばかり。この事を知らない一般客(自分も含め)は「え、これだけ?」と思ってしまうが、この事実を知った今では、今回彼の作品が一挙に7点も集められた事は奇跡的だと納得できる。

そんな「奇跡の展覧会」なのだが、やっぱり何だかどうもしっくりこなかった。フェルメールに期待し過ぎていたのか、何なのか・・・。一つ気になったのが、会場の構成。「デルフト前期の画家たちの作品」~「フェルメールの作品」~「デルフト後期の画家たちの作品」という流れで構成されていたのだが、フェルメールの作品が終わって階段を上がると、いきなり明るくライトアップされたおみやげ売り場になっているのである。まだ順路は終わっていないのにもである。ガヤガヤとしたおみやげ売り場をかすめ、順路に沿って進むと、デルフト後期の作品群が始まる。しかし、フェルメール作品を見終わった後、そして一瞬鑑賞の気が散った後という状況で、どうも気持ちが散漫になってしまった。やはり、フェルメールが展覧会のクライマックスである感は否めない。

あと、もう一つ。ジジババ様たちが異様に多い。ジイ様たちはぶつかってくるし、バア様たちはうるさい。要注意。

会期:12月14日(日)まで

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ウェブデザイナー トツカのブログ。FICC inc.の人。1981年生まれ。続きはこちら

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